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2007年2月 4日 (日)

報道への懸念@大杉君枝アナウンサーと繊維筋痛症

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日テレ大杉アナウンサーが「繊維筋痛症」を苦に自殺の記事を見た。1歳のお子さんを残しての自殺。察して余りある。

友人が今この病気で闘病中です。非常に稀な難病で、どんな検査をしても異常が見られず、治療方法も確立されず、病気と認められることすら稀です。今回の報道で一番懸念するのは たぶん大杉アナの自殺を機にこの難病がTVなどで取り上げられるだろう、その時報道する側がどれだけ 病気いたいする誤解や偏見を与えずに伝えられるだろうかということ。「病気を苦にして」というあまりにも受け入れられやすい言葉に 不安を覚えるのです。

病気、特に難病と呼ばれるほど 治療方法も確立しない病気は

「個人差が大きい」

「その個人差は本人の性格的な資質や努力とは まったく関係ない」

いう事です。

繊維筋痛症の症状の一つに「欝」もあるそうです。症状の一つでなくても24時間休みなく続く痛みって充分人の心を「欝」にすると思うのですよ。それに、どんな検査にも引っかかる数字が出ないということは「怠け病」「心の病」と診断されがちになるのは 想像できます。闘病が長引けば 仕事を失い、経済的に貧窮することも。 こういう負の条件の中で病気と闘っている人に向かって 心が弱いから病気に負けて欝を併発したとか 欝になるような心の弱さだから 難病になるとか、ね。人って自分がその立場から外れると吃驚するほど無神経になれる人もいますから。(勿論自分も そうならないよう戒めます)

大杉アナウンサーのご冥福をお祈りいたします。合掌

………………繊維筋痛症………

今 日本で唯一繊維筋痛症を研究している所です。

聖マリアンナ医科病院難病センター

「虎ノ門会・リウマチ治療研究所」

聖マリアンナ難病センター長・西岡久寿樹教授が 治療に当たっています。

↓続くに 夕刊フジの記事を載せました。

日テレ衝撃 病気に耐えきれず…大杉君枝アナ自殺背景

Copyright 2006, TheSankeiShimbun.

 ベテラン女子アナを病魔が襲った-。東京都渋谷区の自宅マンションから2日早朝、飛び降り自殺した日本テレビのアナウンサー、大杉君枝さん(43)。昨年10月に高齢出産で待望の男児に恵まれ、喜びに包まれたのもつかの間、出産後から原因不明の難病である「線維筋痛症」を発症、耐え難い全身の疼痛に悩まされ続けていたという。だれからも好かれていた大杉さんは、どんな素顔だったのか。

[夕刊フジ]

 警視庁渋谷署の調べによると、2日午前6時半ごろ、大杉さんが自宅マンションの敷地内で倒れているのを、通行人が見つけた。

 ベランダの柵を乗り越え飛び降りたとみられ、大杉さんは病院に運ばれたが死亡した。部屋から遺書のようなものが見つかったという。

 東京都杉並区出身の大杉さん(旧姓・鈴木)。作家の有吉佐和子らを輩出した名門、光塩女子学院を経て、立教大学を卒業。1987年日本テレビに入社した。

 女子アナのエースとして、「ズームイン!!朝!」「ザ・情報ツウ」など情報番組から、「家元ショー・ダダダダッ!談志ダッ!!」「所さんの目がテン!」などバラエティー番組まで幅広くこなした。

 2002年に10歳年下の電通勤務の男性と再婚。昨年10月に第1子となる男の子を出産してからは、アナウンス室のデスク業務やナレーションの仕事を主に担当していた。ところが、出産後から、原因不明の線維筋痛症を患っていた。

 都内の病院に勤務するベテラン婦人科医師は「普通でも高齢出産後は、体力がなかなか追いつかず育児ノイローゼになりやすい。そのうえ、線維筋痛症と闘病していたのであれば、育児は相当厳しかったはず」と語る。

 線維筋痛症は、全身をこわばり感や倦怠感が襲い、睡眠障害、抑うつなどの症状もあるという。治療法は確立されておらず、痛み止めなどの対症療法しかない。

 また、普通の医師は判別できないケースもあり、「仕事仲間や得意先から、“怠け病”のレッテルを貼られ、精神的にも追いつめられる患者が多い」と先の医師が指摘する。

 親しかった日本テレビのスタッフは、彼女の性格をこう話す。

 「面倒見がよくて、番組収録のときは、“潤滑油”みたいな人でした」

 周囲には、大杉さん自ら「私の取りえは、明るさよ」と話し、かつて立川談志さんと番組を共にした縁から、「落語が大好き」とも公言していた。談志さんから「いい芸人になりなよ」とエールを送られたこともある。

 また、親しいアナウンサー仲間は「彼女は、あまり落ち込んだ姿を周囲に見せたことない」と語る一方で、こう語る制作スタッフも。

 「仕事に対しては、厳しい面もありました。収録中のスタジオのフロアで、ADがフリップ(番組進行表)を、ちゃんと出さないと、『何でよ! ダメじゃないの』と厳然と叱りつけた。収録後は、そのADにそっと近寄り、『次からは、ちゃんとしてね』と優しくフォローすることを忘れないような方だった」

 先のアナウンサー仲間は「気配りと優しさの人だったが、悩みをさらけ出してくれていたら…」と悲嘆に暮れていた。

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コメント

こんばんは。健康とは精神的、かつ肉体的に・・・という言葉はその通りだとつくづく感じますね。精神から肉体、肉体から精神がダメージを受ける事は良く有りますね。とても考えさせられる事象ですね。

投稿: ロビンパパ | 2007年2月 4日 (日) 21時12分

ロビンパパさん こん@@わ
とてもコメントしにくい話題にコメントしてくださって ありがとうございます。

「繊維筋痛症」は死ぬ病気ではないけれど、死にたくなるような病気だと聞いたことがあります。
「病は気から」じゃなくて「気は病から」だと思っています。病に打ち勝つ根性で病気がよくなるのなら 医者なんていらないから。

生まれたばかりのお子さんを残しての自死。お気の毒でなりません。

投稿: にゃんころりん | 2007年2月 5日 (月) 08時10分

こんにちは。このニュースは衝撃的でした。大杉アナというより鈴木君枝アナの方が馴染みがあります。明るいキャラクターで、近年では後輩に弄られることが多かったですよね。結婚、出産と報道で見る顔はとても嬉しそうなものばかりだったのに…。
様々な病と闘ってる方は大勢います。にゃんころりんさんが懸念されてるように、正しく報道して欲しいです。一端だけで全てのように報道されると誤った認識を引き起こしますよね。特に、テレビは影響大きいですから…。
>病に打ち勝つ根性で病気がよくなるのなら 医者なんていらないから。
似た言葉を先日、主治医に言われました。こんなナリですが難病に属する病を2個ほど体内に飼ってます(笑)
気力で何とかします!とか宣言して、呆れられました。精神論だけではどうにもならない事もあるんですね~(^^ゞ

投稿: 枝っち | 2007年2月 5日 (月) 16時16分

とても辛いニュースですよね。
回りに理解されない事ほど悲しいものはありません。
特に肝心の医師に理解されないとなると、
結局、病院を渡り歩くことになる。
理解される事で救われる事もありますからね・・・

こういう事って、色んな場面に当てはまると思うのですが、
報道のあり方で人々の生活に大きな影響を
与えてしまう事を、伝える側には忘れないで欲しいです。

投稿: ニーヤ | 2007年2月 5日 (月) 17時36分

枝っちさん こん@@わ
枝っちさんの病気はブログで拝見していたんだけど、名前が凄くて思わず おお!!とのけぞってしまいます。定期的な通院のようですね。お母さんの入院の時のやり取りも拝見しました。大変でしたね。

知り合いから 「TVでみた。自分は繊維筋痛症かも」と電話あり。う~んいいことなんでしょうね。
今の所 あまりかけ離れた報道がないようです。

枝っちさん お大事にね。

投稿: にゃんころりん | 2007年2月 6日 (火) 11時46分

ニーヤさん こん@@わ
報道で思い出しましたが 西岡教授は以前TV(たぶんタケシ)に出演し、あとで あれは僕が言ったことではありませんと患者に説明したそうです。そのくらいTV編集で意図が正しく伝わらなくなるらしいです。
>理解される事で救われる事もありますからね・
そうなんですよ。友人は病名を告げられて返ってほっとしたそうです。また東京在住だからきちんとした治療が早期に受けられたと。今回の事件で病名は認知されるかもしれませんが、それにしても4ヶ月のお子さんを残して逝ってしまった大杉アナの気持ちを思うとやり切れません。

投稿: にゃんころりん | 2007年2月 6日 (火) 11時54分

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